機動戦士ガンダムOO セカンドシーズン

機動戦士ガンダム00[ダブルオー]
最終回。


何の解決にもなってないような?
結局、リボンズ・アルマークというひとつの歪みを排除しただけ。
ソレスタルビーイングという脅威によって地球の意思統一が成ったということなら、それも歪みの一種なのでは?


理想は容易くない。


そんなあたりまえの結論を、4クールかけて語られても…。
ウソは語りたくない。というのは理解できるけど、個の成長だけを見せるだけでなく全体の成長も見せないと。
せめて個の成長が全体の成長につながるように受け取れるようにしないと希望がないです。
「個の成長が希望だ」といわれると何も言い返せませんが。


結局、いろんなガンダムの要素を鍋にぶち込んでコトコト煮込んだ上澄みをお見せしましたってこと?


リボンズ・アルマークの機体はHi-νガンダムに見えたし。0ガンダムRX-78ガンダムそのものだし。
ダブルオーガンダム量子化F91の質量を持った残像だろうし。
刹那・F・セイエイとマリナ・イスマイールヒイロ・ユイリリーナ・ピースクラフトでしょ。
刹那・F・セイエイとリボンズ・アルマークのやりとりはアムロ・レイシャア・アズナブル*1
ティエリア・アーデはD.O.M.E.と化した。


第1シーズン放送開始前の水島精二監督の「ガンダムを見たことがない」というコメントがとても信じられない。
本当に見ていなくてこの作品を作ったなら、何人分の才能を持っているんだ?
シリーズ構成の黒田洋介が「ガンダム」の呪縛から逃れられなかっただけなのかもしれないけど(笑)


ガンダムSEEDのように「21世紀のファーストガンダム」っていうコンセプトなら似るのは必然だけれど、
ダブルオーは似せる必要も結果的に似ることもない作品を目指していたはずなのに「アレに似てるな」と思わせた時点で
失敗作と呼んで差し支えないのでは?


エンディング後に意味ありげに木星と「The Childhood of Humankind Ends.」の文字。
直後に「劇場版「機動戦士ガンダム00」2010年公開!」の特報って。
劇場版「ガンダムSEED」はどうなった!!と思ったのは私だけではないはず(笑)


劇場版は木星が舞台なんだろうけど、『クロスボーン』*2?それとも『逆襲のギガンティス』*3


ところで「The Childhood of Humankind Ends.」=「人類の幼児期は、終わります。」*4ってことは『幼年期の終わり*5へのオマージュ?