- 作者: 金子達仁
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1999/10/01
- メディア: 文庫
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とりあえず、(日本の)サッカーファンなら読むべき作品。
金子達仁の出世作。
現日本代表の中心人物、川口能活選手と中田英寿選手のアトランタ五輪でのこと。
あの「奇跡」*2と呼ばれた試合の真相。
この間のドイツ戦。「あの前園*3がこの場にいたら…」と何度思ったことだろう。
あの「奇跡」は選手たちに良くも悪くも影響をあたえてしまった。
その影響を消化できた者が、いまも代表に選ばれていると思うのは、やはり勝手だろうか?
そういう意味で、田中誠選手が怪我で帰国しなければいけなくなったとき、サッカーの神の無情さ思ってしまった。
この物語の主役だった男と、主役の一人になるはずだった男に。
奇しくも同じ年(2005年)に引退した二人のために…。
そして、サッカーに携わる数多くの人のために…。
頑張れ。もっと、頑張れ。
日本代表。頑張れ。