おおかみこどもの雨と雪

映画「おおかみこどもの雨と雪」
チネチッタにて鑑賞。
見終わった後にモヤモヤしたのはなんだろう?
自分の期待通りじゃなかったからなのか?
どうしても『時をかける少女*1を基準に見てしまう私なのですが、どうしても今作は物足りなさを感じるわけです。
途中はすごく盛り上がったと思う。しかし終盤の扱いがスッキリしない。

富野由悠季監督の大絶賛

このような作品に出会えたことは、同じ作り手として幸せである。
アニメの可能性を開拓してくれたのだから、本作に関係した監督以下のスタッフに敬意を表する。

富野由悠季:「おおかみこどもの雨と雪」を異例の大絶賛 - MANTANWEB(まんたんウェブ)

トミノ監督が褒めているらしい。
でも、それってライバル視してない(自分と同列に扱ってない)ってことじゃないのかな?

いま思うこと

花・雪・雨のそれぞれの選択の物語と捉えると、こういう作品もアリかなと思う自分がここにいる。
花は変わらずにいることを選び、雪は人として生きることを選び、雨は狼として生きることを選んだ。
監督やスタッフの思惑はともかく、特に雪は鮮烈でありながら情緒的であったのではないかなと思う。
だからこそナレーター役が花ではなく雪だったのではないのかな。

*1:時をかける少女 限定版 [DVD]時をかける少女 通常版 [DVD]