宇宙戦艦ヤマト 復活編

http://www.yamato-movie.com/
劇場用アニメーション映画「宇宙戦艦ヤマト 復活篇」
ヤマト世代ではないので、それほどの思い入れはないけれど、劇場版は録画して保存している位には好き。
TVシリーズはおおまかな内容を覚えているだけでちゃんと見た記憶はない。
マンガは「松本零士版」*1はもちろん「ひおあきら版」*2も読んでいる。
小説版はコバルト文庫若桜木虔を呼んだ記憶が…。


冒頭の原案:石原慎太郎の字のでかさにアングリとし、末尾の監督:西崎義展の字のでかさに再びアングリ。

80年代のアニメ表現と現代のアニメ表現が混在した感じ。
発進シーンや決戦シーンは、どう文句をつければいいのか分からないほどの出来なのに、その他は手を抜いているような印象を持つシーンもチラホラと。

そういえば、いままで見た中で一番松本零士っぽい佐渡先生の絵だった。なんでだろう?


正しい「宇宙戦艦ヤマト」の見方として「ツッコミはなし」というのがあるらしい。どんなにツッコミたくても我慢するのが作法なのだとか。

娘の美雪が乗った輸送機が消息を絶ったとして、古代進は複座のコスモゼロで捜索するのだけれど、複座ということは娘以外は助ける気が無かったということだよね。


途中から真の敵らしいキャラが出てくるのだけれど、「とうとう、そっちの方向にいくのか?」とヤマトを復活させてそういうことがやりたいのか?とある意味一番の驚きで見ることに。そっちに行ってはいけないとは言わないけど、そっちはヤマトが活躍する場ではないと私は思っているのですが、どうなんでしょう?
次回作は、そんな伏線ぽいこともキレイさっぱり忘れて新たなる困難が用意されているような…。

*1:宇宙戦艦ヤマト (1) (秋田文庫)宇宙戦艦ヤマト (2) (秋田文庫)

*2:宇宙戦艦ヤマト (1) (MF文庫―宇宙戦艦ヤマトライブラリー)宇宙戦艦ヤマト (2) (MF文庫―宇宙戦艦ヤマトライブラリー)さらば宇宙戦艦ヤマト―愛の戦士たち (1) (MF文庫―宇宙戦艦ヤマトライブラリー)さらば宇宙戦艦ヤマト―愛の戦士たち (2) (MF文庫―宇宙戦艦ヤマトライブラリー)宇宙戦艦ヤマト新たなる旅立ち (MF文庫―宇宙戦艦ヤマトライブラリー)ヤマトよ永遠に (MF文庫―宇宙戦艦ヤマトライブラリー)宇宙戦艦ヤマト完結編 (MF文庫―宇宙戦艦ヤマトライブラリー)