オズ 完全収録版

OZ―完全収録版 (5#) (花とゆめCOMICSスペシャル)

OZ―完全収録版 (5#) (花とゆめCOMICSスペシャル)

無事完結。
陳腐なセリフで申し訳ないが
「伝説が終わり、歴史が始まる」
ということなのだと思う。
作品内での「OZ」伝説、作品としての「OZ」の伝説…いろんな伝説が、現在へとつながる歴史へと姿を変えたのだと。


最後1019は生きているのだと、わたしは思いたいのだけど、あくまで願望でしかないのだろうか?
ムトーが見ていた夢のように、数年後には麦畑でムトーとフィリシア、そしてナインティーンが笑いあえているのだろうか?


作者のあとがきに

ほとんど放任主義とも言えるほど好きなものを好きなだけ(受けた場合はですが)
描かせてくれるという当時の編集部の体質はありがたかったです(今は知りませんよ)。

とある。
そういえば、少女漫画でSFしている名作のひとつ「ぼくの地球を守って*1白泉社なんですよね。


白泉社は、少女漫画の名作を生み出す土壌が、他社に比べて圧倒的に出来ているのだと思う。

*1:

ぼくの地球を守って―愛蔵版 (1) (ジェッツコミックス)

ぼくの地球を守って―愛蔵版 (1) (ジェッツコミックス)