- 作者: 新世紀福音協会
- 出版社/メーカー: 三一書房
- 発売日: 1997/06
- メディア: 新書
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まず第I章で劇場版公開における紆余曲折を説明されている。
知らない人もいるとは思うが*1、テレビ放映終了後には「最終2話*2のリメイク版ビデオ発売」と「1997年夏に完全新作の劇場版公開*3」が発表されていた。
これがいつの間にか完全新作の話がなくなり最終2話がその劇場版となっていた。
第II章では前書での推理とその検証をしている。
そして来たるべき完結編へ向けての心構えが述べられている。
第III章では「『エヴァ』はこうして生まれた」と題して原点となったと思われる作品の紹介。
そして、たぶんその選択は間違っていないと思われる。
第IV章で少しだけ学術的な批評が繰り広げられる。
シンジはカヲルに「裏切ったな!」という。だがそんな裏切りを超えて、シンジを生かし肯定するためにカヲルは自らの死を選んだ。
の一文に感傷を感じるのはわたしだけではないと思いたい。