硫黄島からの手紙

【ワーナー公式】映画(ブルーレイ,DVD & 4K UHD/デジタル配信)|硫黄島からの手紙
なぜ日本映画は米国映画より面白くないのか。
その違いは何だろう?
予算か?脚本か?監督か?
少なくとも、役者では無いことがこの映画でハッキリした。


クリント・イーストウッド監督をはじめアメリカ人スタッフがつくり出した日本映画。
素直に面白いと思える。
正直、『父親たちの星条旗』で流れた予告編を見た限り、期待どころかダメ*1なんだろうな、とあきらめていた。
それが、アカデミー賞を獲得するのはこちらの映画だろうな、と思えるぐらいによかったと感じた。


たぶん、自虐的歴史観と自嘲する日本人でもここまで皮肉を込めてあの戦争を描かないだろう*2
ところどころ時代考証が間違っているらしいが、そんなことが気にならないくらいの出来だ。


これが作品賞を獲得したとしたら、日本映画界は名誉と屈辱とを一緒に得ることになるのではないだろうか。

*1:つまらない映画

*2:日本人だから描けないのかもしれないが…