BSアニメ夜話『イノセンス』

http://www.nhk.or.jp/manga/
http://homepage1.nifty.com/rtybido/yawa/data8100.htm
今シリーズは『ヤッターマン』『王立宇宙軍オネアミスの翼』『イノセンス』の3作品を紹介。
その中でも、一番まともだと感じた『イノセンス*1の回。
ゲストは、石川光久瀬名秀明、秋山貴彦。


前作『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊*2草薙素子“少佐”に去られた公安9課のその後の話。
一般的に難しい物語だといわれているが、岡田斗司夫のコメントのように観るとわかりやすいと思える。
「イノセンス」私的解読: 【今日だけダイエット】のススメ
とはいえ、公開当時から押井守監督や鈴木敏夫プロデューサーが、
「バトーの物語」とコメントしていたので、それほど目新しい意見でないのも事実だと思う。


当事者である石川光久プロデューサーのコメントや、押井ファンの瀬名秀明のコメントは的を得ていて良かったが、
映像作家の秋山貴彦*3のコメントは、私に「この三流が…」とつぶやかしてしまうお粗末ぶりで落胆した。*4
例えば、瀬名秀明

“少佐”は上から登場して欲しくなかった。

に対して、秋山貴彦の

上下とか関係ないと思います。

は失笑してしまった。
私のような素人でも上からの登場は「降臨」の比喩だと分かるのに、
「なぜそうしたか」「なぜやらなかったか」の自分なりの解釈もなく「関係ない」の一言で終わらせてしまうその感覚。
映像を仕事にしている人が、していない人に言うコメントではないと私は思いました。

今シリーズを振り返って

それにしても、アニメ夜話のゲストはハズレが多い。
ヤッターマン』のゲスト松村邦洋は他のゲストの邪魔でしかなかった。
今シリーズから司会の中川翔子*5もダメだ。
もちろん初めてということで、勝手が分からなくて知っていることにも「はじめて知りました」という態度を取ったのかもしれないが、
そのコメントが軽い。もしくは台本どおりのセリフのように聞こえて、司会としての役割を果たしているとは思えない。
次があるなら、自分の感じたことを言えるようになって出演して欲しい。

*1:

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*2:

GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊 [DVD]

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*3:FINAL FANTASY』SFXスーパーバイザー、『HINOKIO ヒノキオ』監督など

*4:検索してはじめて経歴を知ったのだが(笑)

*5:ストロベリーニュース