蟲と眼球(めだま)とテディベア

蟲と眼球とテディベア (MF文庫J)

蟲と眼球とテディベア (MF文庫J)

日日日」を読む第4弾。


これが一番バランスよく、おもしろいと思いました。
作者は「あとがき」で、

コメディの舞台と設定でシリアスな話を書く

と書かれていますが、それがかえってバランスよくしたのではないでしょうか。


眼球抉子*1=グリコ、宇佐川鈴音*2賢木愚龍*3、「蟲」、ヘビ。
この5人(?)という限りなく小さい範囲で、限りなく大きく広げられた風呂敷をたたませる。


グリコを饒舌な「ブギーポップ*4のように感じたのは、わたしだけでしょうか?
両方とも狂言回しの役も兼ね、主役のように立ち回る。共通点が多いように思えるのです。
…「ブギーポップ」に「グリコのおまけ」で書かれたようなまねが出来るとは思えませんが(笑)


願わくば、続編は出さないでもらいたい。
もちろん続編がおもしろければ問題が無いのですが…。

*1:がんきゅう えぐりこ

*2:うさがわ りんね

*3:さかき ぐりゅう

*4:

ブギーポップは笑わない (電撃文庫 (0231))

ブギーポップは笑わない (電撃文庫 (0231))