- 作者: 日日日,三月まうす
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2005/06
- メディア: 文庫
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これが一番バランスよく、おもしろいと思いました。
作者は「あとがき」で、
コメディの舞台と設定でシリアスな話を書く
と書かれていますが、それがかえってバランスよくしたのではないでしょうか。
眼球抉子*1=グリコ、宇佐川鈴音*2、賢木愚龍*3、「蟲」、ヘビ。
この5人(?)という限りなく小さい範囲で、限りなく大きく広げられた風呂敷をたたませる。
グリコを饒舌な「ブギーポップ」*4のように感じたのは、わたしだけでしょうか?
両方とも狂言回しの役も兼ね、主役のように立ち回る。共通点が多いように思えるのです。
…「ブギーポップ」に「グリコのおまけ」で書かれたようなまねが出来るとは思えませんが(笑)
願わくば、続編は出さないでもらいたい。
もちろん続編がおもしろければ問題が無いのですが…。