デビルマン

公式サイト 働き方改革のマフィア いつからでも大丈夫!メリットとデメリットを分かりやすく教えてあげよう
「史上最低」と評していた感想もあったくらいですから、
どんなものかと見に行ってきました。
思ったより悪くなかったというのがわたしの感想。
あれなら『CASSHERNキャシャーン)』*1と変わらんよ。
内容が「?」で映像が「綺麗」。という意味では大差ないでしょ。


演技が下手とかいう批判がありますが、
「邦画で演技力を求めるのは筋違い」と、もう10年くらい思っているので気にならず。
確かに酷かった。ホントに酷かった。でも、主な出演者は役者(俳優・女優)じゃないもの。
役者じゃない人に役者としての演技力求めるのは酷でしょ。


ストーリーは原作の大筋をなぞって、蛇行して話を進める感じ。
シレーヌ(冨永愛)があの後どうした(どうなった)か描かれていないのも不親切だし。
ジンメンに「俺は食べただけだ」と言わせるだけで、後の話につなげようとしないし。
牧村美樹酒井彩名)が不動明伊崎央登)に「真剣に答えて」と質問するシーンにどんな意味(伏線)があったのかわからないし。
不動明は、牧村家の人がいなければ生きる意味は無いと飛鳥了伊崎右典)に「(自分を)殺せ!」と言っておきながら
飛鳥了=サタンに「殺す!」と言われれば、「お前を殺す!」と殺し合い始めるし。
原作のラストシーンが映画だと、…ノーコメント。(実際に見てください)
最後はお互い死ぬようだし。
最後は、TO BE CONTINUED とテロップが出るのかと思った。
もちろん『BJ』*2に続くんですよ(笑)


この映画の見所は。
ほぼフルCGの戦闘シーン。そして、ミーコ(渋谷飛鳥)。
この映画はミーコが裏の主役ですので、ご注目ください。
まあ、あの最終形態は「原作と意図が違うだろう」と突っ込みたいですが。


永井豪先生もアレならまあ納得したであろう。という出来の映画でした。
ハリウッドで映画化するとしたら、本国内(アメリカ国内)で公開しないのであればアレ以上のものが出来るでしょうが、
数年後に日本の誰かが再映画化するのを首を長くして待ちましょう。


1800円払って観た後、明日(11月1日)が映画の日で1000円で見ることが出来ることに気付き、
「ああ、失敗した」と思った次第です。

*1:公式サイト http://www.casshern.com/ 

CASSHERN [DVD]

CASSHERN [DVD]

*2:もちろん『ブラックジャック』ではない